株主総会―日本航空株式会社

株主総会 日本航空株式会社

開催日 平成30年6月19日 10:00~12:20
場所

SHINAGAWA GOOS

TKPガーデンシティ品川

お土産 無し
配布物 パンフレット、お茶

株式情報

株価 3,986(平成30年8/7現在)
単元株数 100株
最低購入額 398,600円
利回り(配当+優待) 6.47%

会場入り口

会場入り口

入場票

入場票

配布物

配布物

配布物 パンフレット

配布物 パンフレット


議長 代表取締役会長 植木義晴氏

  1. 会長挨拶
  2. 監査報告
  3. 事業報告(映像・ナレーションでの報告)
  4. 社長挨拶
  5. 決議事項
  6. 質疑応答
  7. 採決
  8. 新任紹介

報告事項

  1. 第69期事業報告の内容、連結計算書類の内容ならびに会計監査役および監査役会の連結計算書類監査結果報告の件
  2. 第69期計算書類の内容報告の件

決議事項

第1号議案 剰余金の処分の件
第2号議案 取締役10名選任の件
第3号議案 監査役1名選任の件

 

〈すべて原案どおり可決〉
※株主総会資料参照


質疑応答(一人2問、3分まで)

Q

5月24日に発生した熊本発JL632便のエンジントラブルと、2017年9月5日に発生した羽田発JL006便のエンジン火災についてどちらも国土交通省航空局から重大インシデントに認定されているが、整備における10年前と今の違いは何か。

A

2件においては現在も調査中だが、タービンの問題であることは検査結果がでている。
今後も検査の強化をして再発を防止していきたい。(整備担当)


 

Q

100歳時代と言われている今、たくさん安く旅行をしたい。「得得」はネットのみ予約可能だが、電話でも予約できるようにならないか。

A

株主割引も「得得」も予約センターへの電話で予約できるようになっている。「早得」は国内のみ電話予約可能。有楽町のJALプラザでは現在はできないが、19年度にできるようになるのでその都度お知らせしていく。(旅客販売担当)


 

Q

⑴羽田・伊丹間の混雑時の対応について
⑵JALグループ(ホテル・ブルースカイなど)の拡大をもっとしてもいいのでは。

A

⑴JALは定時運行率世界2位
これからもパドリングや機材準備を迅速に行うことで改善していく(商品サービス担当)
⑵過去の経営不振により現在関連会社が134社。ホテルでいえば、日航・オークラなど現在も連携し営業協力しあっている。JALという名前が付けば皆さんはJALが運営していると思うはず。これからも責任を持っていきたい。(経営担当)
例)HAC:北海道にプロペラ機3機のみの航空会社の株を売却したが2014年に買い戻している。


 

Q

⑴羽田空港のさくらラウンジのスナック菓子が少ないので増やしてほしい。
⑵成田~伊丹間の便に乗車したときに半分程度しか埋まっておらず、空席が目立った。

A

⑴今年初めに菓子の内容を変更した。今後も変更したり対応していく。(商品サービス担当)
⑵データによると乗車率は増加しており、すべての便で空席が多いわけではないが、地方経済への影響や乗り換えの利便性のために成田~伊丹間の便は重要。
国内線乗車率
2017年度 71.8%(有償) 78%(マイル・ポイント乗車込)
2012年度 63%


 

Q

昨日の大阪地震の際の欠航便について、ANAが14便だったのに対し、JALは60便近く欠航。機材繰りという理由はわかるが、なぜそこまでの差が出るのか。

A

昨日は地上交通も遮断されたこともあり、JRなどの復旧状況をみての判断。ぎりぎりまで待っての欠航判断はお客様にも望ましくないため早めの欠航判断をするようにしている。(路線担当)


 

Q

⑴業績が2年連続で低迷している原因はなぜか。また、本年度の見込みを教えてほしい。
⑵LCCの路線数や内容を具体的に教えてほしい。

A

⑴経常利益はたしかに20億減少しているが、売上高は2016年が1703億だったのに対し、2017年は1745億と増加している。2018年度も現在の段階で増益が期待できると考えている。株価もあげていくために、業績・資本効率の改善をしていく。(財務経理)
⑵事業領域を広げるという理念のもと、LCCを導入した。中長距離LCCを扱っているのは現在日本では他にはない。2020年には成田の発着数が50便程増加する。若年層でも海外への旅行を気軽に行けることを可能にするLCCは、JALの将来にとって必要。
路線などは検討中。


 

Q

⑴今後国産ジェット機(MRJ)を導入する予定はあるのか。
⑵人事について、どういう人材を求めているか。

A

⑴現在開発中で、32機すでに発注している。国内産ということもあり、メーカーのサポートや機材の品質など期待できる。2021年に導入予定。(計画担当)
⑵「挑戦・そして成長へ」というテーマに基づき、変革・挑戦に挑む人。また個性を大切にしていきたいためオンリーワン採用など行っている。一人一人の価値を大事にしていきたい。(人事担当)


 

Q

グループ社員の慢性残業について、現場の社員に直接働きかけられる仕組みをつくったらどうか。(システム投資などの改善策)

A

時期によりどうしても負荷が高まることがあるが、残業の抑制に努めたい。(整備担当)
残業時間は実際大幅に改善している。破たんから社員の大切さを学び、4年前から「働き方改革」を実行。以前は残業平均時間が月間30~40時間だったのに対し、現在は月間7.8時間まで減った。トータル時間の管理と、だらだら仕事をしないという管理職・本人の意識の改善が大切。システムにおいては、RPAを導入している。(人材担当)


 

Q

退行した165名の今後について、どう考えているか。

A

2010に経営破たんし、人数を3分の1まで削減しなければならない値にいった。新たな事業分野において、過去に辞めた方も募集対象にする予定。(人材担当)


 

Q

⑴新しい事業での採用といったがJAL本体での人手不足の対応はどうか。
⑵整備について、海外への委託によるコストの変化と安全性はどうなのか。

A

⑴毎年採用をし、人材は十分確保できている。JALグループ全体で募集対象にしていく。(人材担当)
⑵今まで自営で整備していたが、一定の範囲で海外委託している。安いから悪いということは全くなく、適正な監査を行ってから委託している。これからも万全の安全と品質を確保していく。(整備担当)


 

Q

⑴緊急時の脱出訓練を一般の人もできるようにしてほしい。
⑵空港での、全スタッフのJALらしさをもっとだしてほしい。

A

⑴2016年に札幌空港で緊急脱出時に事故が起きた。全社員は訓練済みだが、一般の方は安全ビデオやしおり、雑誌で確認してほしい。また、わかりやすく安全ビデオの改定をする予定。(安全推進担当)
⑵スマートでストレスをかけない空港を目指している。他会社とも協力し、品質強化している。(空港担当)


 

Q

株の価値をあげてほしい。(現30%から40%に)

A

採決により原案が通ったため、否決。


 

Q

JALグローバルクラブの会員数増加に伴い、サービスが立ちいかなくなるのではないか。

A

たしかに会員は増加しているが、ネットワークやコールセンターも拡大している。今後もサービス低下しないように努める。(商品サービス担当)


 

Q

19年間機長を務めたが、解雇された。
最高裁で会社は負け、毎年話し合っているが早期解決を望む。

A

今までに裁判後2回協議の場を設けている。
これからも組合と話し合っていく。


展示スペース

展示スペース

会場内には、展示スペースが用意されており、機内のシート(クラスJ、ビジネスクラス)や現在行っている「空育」の体験、過去に行ってきた活動などが展示されていた。


まとめ

大手人気企業ということもあり参加者の多さに驚いた。こういう場でないと直接声が届かないという意見のもと、参加している株主も多数いるようだった。質疑応答では、大手ライバル会社ANAとの比較をする人が目立つように感じた。相次ぐ事故により、整備への不安の声も多いようで否定的な意見が白熱するなか、JALファンのからの温かい意見も多く、はっきりわかれているのが特徴的だった。


武藤国雄Twitter_@ctn_mutou