株主総会―長谷川香料

第57回定時株主総会 長谷川香料

開催日

平成30年12月20日(木)10:00~11:00

場所

野村コンファレンスプラザ日本橋

6階大ホール

お土産

自社開発 男性用オードトワレ、

女性用香水

配布物

会社案内パンフレット等


株式情報

株価  1,465(平成30年12月25日現在)
単元株数 100株
最低購入額

 146,500円

利回り(配当金+優待物+お土産)

 4.10%


議長:代表取締役社長 海野隆雄

1.開会   議長挨拶

2.監査報告

3.事業報告

4.対処すべき課題

5.質疑応答

6.決議事項

7.議案採決

8.閉会


報告事項

1..第57期事業報告、連結計算書類並びに会計監査人及び監査役会の連結計算書類監査結果報告の件

2.第57期計算書類の内容報告の件


決議事項

 議案 取締役9名選任の件

(原案どおり可決)


対処すべき課題

<シェア拡大>

中国、東南アジア、米国において、市場の成長性や消費者の嗜好等を的確に捉え、各地域に合った

事業戦略を立案・推進。

基盤強化のための投資や国内外の業務提携等必要な施策を行い、業績拡大を目指す。

<研究面>

戦略的な研究開発の推進に向け重点分野を明確化し、4研究所(香料基盤研究所、技術研究所、

フレーバー研究所及びフレグランス研究所)の研究開発を強化融合し、新しい価値の創造を目指す。

また未知の可能性を探究し、イノベーション(技術革新)の創出にも注力する。

<食品部門>

安心・安全の確保を第一に、健康志向に根ざした低糖・低塩・低脂肪の食品に美味しさをもたらす香料、

安定性・持続性に優れた香料及び機能性のある香料の開発。

<営業面>

マーケティング戦略を立案し、潜在的な欲求であるウォンツの把握、得意先への提案力強化。

得意先の多様化・高度化する要望に的確なソリューションを提供し、販売シェアの拡大を目指す。

<生産面>

合理的、効率的な生産体制の確立を目標に、生産設備の統合と更新・新設を進める。

生産技術の向上、製造方法の改良、物流体制の見直し、在庫水準の適正化や廃棄ロスの抑制等、

コスト削減に努める.

<海外において>

中国ではリスク管理及びコンプライアンスを徹底し、組織基盤と営業体制の強化。

東南アジアでは台湾市場において、売上拡大を目的に台湾長谷川香料股份有限公司を設立。

タイ、インドネシア、台北にアプリケーションラボラトリーを開設。

国内外の各拠点間の連携、アプリケーションラボラトリーの機能を活かした営業活動に注力。

米国ではT.HASEGAWA U.S.A INC.と平成29年6月に連結子会社としたFLAVOR INGREDIENT HOLDINGS,LLCの

PMI(買収後統合)が完了。両社の販売面や製造面のシナジー効果の更なる実現を図る。

マーケティングを強化し、現地顧客向けの積極的な営業活動を推進し、業績拡大を目指す。


質疑応答 (1人2問まで)

Q

 

 

中国と米国に製造販売拠点があるが、米国トランプ政権の貿易問題にて影響は出ているのか?

A

 

中国では研究・製造・販売をしており、同様に米国でも製造販売しているので、

両国での貿易はあまりなく、現在、貿易経済摩擦に影響はない。


Q

 

 

12月に800万株の株式売却があったが、理由と目的、決定プロセスについて説明して欲しい。

A

 

長谷川藤太郎商店から売却の意向があり、約20%の株式であったため、短期間に幅広い投資家へ

株式を渡すために売り出しを行った。売り出しの目的は株式の流動性が悪く、個人のお客様に

売り出すことにより流動性の回復を期待している。

個人投資家には75%、機関投資家へ25%の割合で売り出しを行なった。

株価が一時的に低下し自給関係が崩れたが、100万株を自社株買いし、悪化を緩和している。

決定プロセスは取締役会で決定しており、ガバナンスは守っている。


Q

 

内部留保が649億円と多く、ROEも4.5~5.0%と低い。

内部留保を見直して有効活用し、株主へ還元したらどうか?

A

 

内部留保は現金買収の資金となっている。(2014年マレーシア、2017年米国)

国内マーケットが伸び悩んでいる為、今後も海外の企業買収を行い、マーケットの立ち上げに

最短化をはかる為の資金である。


Q

 

 

のれん償却費の具体的な内容を知りたい。

A

 

企業買収の結果、マレーシアで年間1500万円の償却(残り6年)、

米国では年間4億3000万円の償却があるが、当面かかる見込み。


Q

 

 

研究面での重点分野と、4研究所の連携を具体的に知りたい。

A

 

重点分野は「健康志向」「高齢化社会」「持続性の社会」を挙げている。

健康志向では食の安全の研究、高齢化社会では流動食や介護食、持続性の社会では天然物を

有効活用しながら香料の開発を行っている。また4研究所の連携は、個々の分野での強みを

ひとつのテーマにいくつもの部署が関係して連携を図っている。


Q

 

 長谷川藤太郎商店の株式を売却した関係上、株主構成はどう変わったのか?

Yモバイルがなぜ株式を購入したのか?

A

 

長谷川藤太郎商店の株式保有率は38%から15%へ減少した。

Yモバイルがなぜ株式を購入したかは、コメントできない。


Q

 

 

宗教問題のある国で、ハラル認証との関係は守っているのか?

A

 

 

東南アジアや中国などその国が認証しているハラル認証は獲得している。


Q

 

 

全社員1600名のうち女性社員は何名、女性管理職は何名いるのか?

A

 

国内では社員1000名のうち女性社員は324名(31%)、女性管理職は78名(24%)、

執行役員は1名。新卒の女性雇用は50%となっており、今後も女性社員の育成に心がけていく。


Q

 

他社の株主総会ではお土産を廃止している企業も増えている。

提案としてお土産を廃止し配当へまわしたらどうか?

A

 

交通費をかけて株主総会に参加いただいた株主様への気持ちであるが、

貴重な意見として検討していく。


Q

 

 

非常勤顧問の人数と契約期間、年間の給与を知りたい。また顧問と参与の業務内容を知りたい。

A

 

非常勤顧問は6名、契約期間は1年、年間給与は退職後から前減する。

顧問は取締役経験者のため経営面、参与は執行役員経験者のため実務の助言をもらっている。


まとめ

主に飲食料品のフレーバーを製造し、その他化粧品、フレグランスにも強い。

社歴は長く1903年から香料を扱い続け、現在では日本・アメリカ・中国の3か国でグローバル展開して

業績を拡大させている。中国・アジア諸国での売り上げ拡大を目指しており、工場・研究施設の建設を

進めている。生活に表面化する企業ではないが、食料品や化粧品などあらゆるところで密接な関係がある

老舗企業である。五感のひとつである嗅覚は個人差もかなりあるが、日々研究に努力を重ね世界的に

飛躍している企業と感じた。また、近年は女性の雇用も多く、こだわりを持ってメーカーへ応えている

ところから、今後もますます成長していく企業なのではないかと感じた。

総会会場入口

総会出席表

総会お土産(香水)

配布物

(自社パンフレット)